育苗土作り

今年も苗を育てるための床土となる育苗土の仕込を行いました。

新規就農した当初は、この育苗土で随分と苦労して、種が全く発芽しなかったり、発芽しても生育がとても悪かったりしましたが、ここ数年は「野菜の残渣を野積みにしておいて2年程経った土」と、今回このブログで紹介する「木村式の育苗土」の2つを使い分けながら、育苗を行っています。
(販売している育苗土を使うという選択肢は最初から無かったので^^)

「木村式の育苗土」とは、奇跡のりんごで有名な木村明則さんが提唱している育苗土の作り方で、私の育苗土仕込みはこのやり方を踏襲しています。

始めに畑や田が凍る前の12月中旬頃に、圃場から表層の土を取って、ハウスの中で乾かしておきます。これを1月に入って乾燥した頃を見計らって、荒い目のふるいにかけます。そうして準備しておいた土と、米糠、くん炭(籾殻を炭にしたもの)を何層かに積んでいきます。

土と米糠の比率は2:1にして、それに対して水を土の50%程度(とは言っても感覚ですが)給水します。くん炭の量は写真のように少々です。(プリンとカラメルの様な感じです)

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ざっくりとですが、こんな感じで途中で水を給水しながら3層ほど積んで、最後は土を被せると、富士山のような土の山が出来上がります。

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これに保湿のためシートを被せて置いておくと、土の中にいる土着菌が米糠を餌にして活発に活動して、温度が50~60度まで上昇します。これによって、土の中にある雑草の種が発芽できない状態になるのが1つの狙いです。また、温度が下降を始めたらスコップで切り返しを行い、土中に空気の補給を行うと(必要に応じて水の補給も行う)、再び温度が上昇を始めます。これを5回前後繰り返すと温度が上昇しなくなり落ち着いた状態になってきます。それでやっと完成となりますが、二十日大根などを育ててみて、ちゃんと発芽してくれればOKです。お米や野菜の育苗に使えるようになります。

田には田に居る菌を、畑には畑に居る菌を使いたいので、育苗土は田用と畑用の2つを仕込みました。毎年のことですが、温度が上がってくれるか数日は気になって仕方ありません。

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