田んぼの改善

3月16日に、場を整える研究会(略して場研)が、ほのぼの農園ナチュラルハートの田んぼで開催されました。

自然栽培においては、米や野菜の健全な成長には圃場の環境がとても重要です。圃場が適切に維持され、土の中を水や空気が流れる構造を持った状態になっていれば、作物の根が伸び伸びと成長し、それに伴って地上部も肥料無しで立派に成長します。

私達の田んぼは山に挟まれた谷筋に位置し地下水脈の上に在るためか、とても水が沸きやすい状況です。しかしその水を詰まらせずに流すことによって、空気の流れが生まれ、好気性の微生物が活性化し、稲の生長を手助けしてくれると考えます。

こちらは現在の田んぼの状態です。水はけを改善するために、既に幾つかの溝を切っていますが、少し多く雨が降ると水がはけきらずに沸いてきます。

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この状態では水が動いておらず、空気の流れが無いため、稲の生長に影響がでます。

そこで今回は思い切って、深くて水が溜まりやすい部分を田んぼとして使わずに、田んぼの部分に影響を出さないようにすると同時に、水が溜まりやすい部分に草を生やして土を作り、場の改善を図ります。

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この様に、田んぼの中に横溝を切ることによって、田んぼとして使う部分と、水が沸く部分との縁を切ります。

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そして何と、棚田の上の田と下の田を溝で繋ぎます。これは土中に詰まっている水を、下の田に速やかに流すためであり、それによって上の田の乾燥も促します。

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棚田の境界線部分にも、詰まりの原因の1つとなっていたコンクリートブロックを外して、そこに横溝を切っていきます。これにより上から流れてきた水を速やかに圃場外へ誘導します。

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ただし、濁った水を下の田や河川に流さないよう、炭や有機物でフィルターを作って排水する処置も行います。まだまだ改善できることは沢山ありますが、今回はここまで。自然のペースに合わせてゆっくり改善するのも大事なポイントです!

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