ヒンメリの販売を行っています

日ごとに陽が短くなり、最近では午後5時には暗くて農作業を終えています。

今年の冬至は12月21日なので、ちょうど今日から1ヶ月後です。陽が短くなるのもあと一月で、そこからは夏至に向けてまた一日一日と陽が長くなりますね。

%e5%a4%aa%e9%99%bd3北極圏に近い北欧の国では、特に陽の恵みが大切である事は容易に想像できますが、フィンランドでは、古くは太陽神の誕生祭や農耕神への収穫祭としてヨウル(joule)と呼ばれる祭りが行われていました。冬至を境にして、太陽神が再誕(復活)するということなのでしょうか。また時代が新しくなるに連れて、今ではクリスマスのことをヨウルと呼ぶようになっています。

そんなヨウルの装飾品として、ヒンメリは古くから食卓の上などに飾られていました。

no15-3これはヒンメリの写真です。

麦わらで多面体(正8面体が基本です)を作り、それを糸で繋ぎ合わせたとてもシンプルな装飾品ですが、多面体の大きさやその繋ぎ方で無限の形を表現することが出来ます。

この多面体の組み合わせによって生み出される複雑な幾何学模様は、見る角度によっても様々で見ている者を飽きさせません。

ヒンメリは麦わらで作られているためとても軽く、微かな空気の流れに反応して揺れたり回転したりします。またこの動きが影に映し出されると、それはとても美しく神秘的に見えます。

%e4%ba%ab%e5%ad%90私達の農園では、自然栽培で小麦を栽培しています。そして小麦を収穫した後の麦わらを活用してヒンメリを作りました。作っているは、今年ヒンメリ作家としてデビューした佐藤享子です。

現在、ほのぼの農園ナチュラルハートのWEBページで作品を公開して販売しています。

皆様のご家庭の食卓やリビングに光と風を感じるモビールとして、またクリスマスのオーナメントとしてご利用になっては如何でしょうか?

私達のヒンメリは麦わらの風合いを楽しんでいただくため、あまり装飾を施さずシンプルさを大切にしています。そのため和室にも良く合いますし、夏にも涼しげな場の雰囲気を作ってくれますので、一年中楽しむことができます。是非一度WEBページをご覧下さい。

菊芋が豊作

すっかり秋も深まり朝晩は冷え込むようになってきました。今朝の気温は3度を少し下回っていました。

%e8%8f%8a%e8%8a%8b1この季節になると毎年、菊芋の収穫時期です。基本的に病気にも寒さにも強くて丈夫な菊芋ですので、少々霜が降りても土の中で元気です。ですが、年を超すと気温もぐっと下がり、畑の土が凍結して掘り出すことができなくなるので、いつもこの時期に収穫します。まだ日中は暖かい日も多く、作業的にも楽ですので^^;

%e8%8f%8a%e8%8a%8b2今年の菊芋ですが、掘ってみると1つ1つが去年より大きくて、色も綺麗で品質が高いです。茎の丈は2m50cmほどはあり、とても立派に育ちました。

で、この菊芋、ジャガイモの様に茎の下に集中して成ってくれてれば楽なのですが、半径1m強、深さ30cm程の範囲に自由気ままに成っているため、収穫するにはスコップや鍬で芋を傷つけないよう慎重に、ごっそりと土を掘る必要があり、結構重労働なのです。だけどそこは「ほのぼの農園」ですから、一気に掘ろうと頑張ったりせず、時間を見つけては少しずつコツコツと掘っています。冬がそこまで迫っていますが、掘っていれば体は温かくなるので、11月一杯で掘れれば良いなあと思いつつ^^;

%e8%8f%8a%e8%8a%8b掘り出した菊芋は「お任せ野菜BOX」に入れてお送りしています(必ず入るとは限りませんが)。

また、とても美味しいので単品販売を行っています。よろしければ単品販売ページからご注文下さい。お野菜BOXへの同梱も承ります。

菊芋の食べ方

菊芋の食べ方ですが、我が家では以前お客様から聞いた「蒸しただけ」の食べ方が結構気に入っています。蒸し時間はお好みですが、蒸すと皮が手でスルッと剥けます。そのまま食べても美味しいですし、お好みで塩を少し付けて食べても美味しいです。定番料理はキンピラや炒め物です。こちらは皮付きのまま調理すると、皮の食感がとても良いのでお勧めです。

その他にもネットを検索すると、美味しそうな食べ方が沢山出ていますので、是非お好みの食べ方をお探し下さい。

また、菊芋は健康食材としても昨今とても注目を浴びています。とくに菊芋に含まれるイヌリンという成分が、中性脂肪の減少や、血糖値の上昇を抑える効果があるそうです。その他にも美容効果や整腸作用なども期待できるようです。どうぞお試し下さい。

鍬で耕す

今日は日本の広範囲で猛暑だったみたいですが、標高が900m近くあるこちらの農園でも30度を超える暑い一日でした。そんな8月の初旬ですが、既に秋冬野菜の作付け準備が始まっています。

今シーズンはあまりトラクター等の機械を使わずに、鍬(くわ)や鎌(かま)を多用して野菜たちの面倒を見ています。

今日は炎天下の中、鍬を使ってタマネギの苗を作る畝部分を耕しました。P1170094

写真のように鍬で耕すと、土を大きな塊にすることができます。トラクターでもある程度は大きめの土塊にすることができますが、こんなにゴロゴロにはならず、もっとサラサラした土塊になります。種を蒔いたり、苗を定植したりする作業を考えると、サラサラとした細かい土の方が圧倒的に作業性は良いのですが、果たして野菜たちにはどうなんだろう?という考えの下、今年はこのように大きく耕しています。つまり農家優先の農業を見直し、作物優先のお手伝いに切り替えました。(作物を育てるのはあくまで自然なので私達はそのお手伝いです)

土を大きく耕すことで、土と土との間に多くの空気が入り、そこに空気の流れが生まれます。また雨水も複雑な経路を経て地中へと浸透して行きます。土が細かく耕されていると、その土が蓋になってしまい、雨水の多くは表面を滑って地中への浸透を妨げてしまいます。

更に、作物の根は広い空間の中を伸び伸びと根を伸ばすことができます。自然栽培では肥料を入れないため、根がしっかりと伸びて自分自身で地中の養分を探して取り込めることが良い野菜を作るうえで重要なポイントとと考えています。

このような畝で育った作物は、ストレスがなく伸び伸びと育つためか、軟らかくてとても美味しい野菜になるようです。今夏シーズンの果菜類はこの畝で育ったため、ナスは昨年より柔らかくなり、トマトは甘味と酸味が増してより美味しくなりました。

作業の手間を考えるとなかなか実践し辛いところですが、これだけ作物のクオリティが向上するとあれもこれもと実践せずにはいられなくなり、秋冬野菜もできるだけこの方法でせっせと野菜たちのお手伝いをしています。炎天下の作業は大汗をかきながらの作業ですが、楽しさもあって身体も元気に動いてくれていますので、そのことに毎日感謝しつつ日々鍬を振る毎日です。

構造畝へのナス、マクワウリ定植

ほのぼの農園ナチュラルハートでは、今シーズン新しい試みとして「構造を持った畝」を用いた野菜の栽培に挑戦しています。少し具体的に云えば、トラクターを用いて土中の構造を壊すことをせずに、鍬で土の構造を壊さずにすくって畝を立て、その畝に種を蒔いたり、苗を植えたりします。これによって、土中の微生物の活性化や、空気及び水の浸透を良くし、根の伸長を促すことによって、無肥料でも立派で健康な野菜の成育を目指します。

下が鍬で立てた構造畝です。今日はここにナスの苗を定植しました。

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苗を植えた後には、刈草を敷きます(草マルチ)。これは、保温や保湿効果の他に、雨が直接地面を叩くことによる土の硬化を防ぐ狙いもあります。

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また、今回は黒と透明のビニールマルチを使って、成育状況の比較実験を行います。透明マルチを使った理由は、寒い時期の保温効果を期待しつつ、雑草が生えてくれることを期待してのことです。これにより、気温が十分に上がってマルチの必要が無くなった時に、マルチを剥がしても急激な環境変化(特に乾燥)を起さない狙いです。

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今日は、マクワウリも構造畝への定植を行いました。こちらは草マルチのみ。

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先日は、トマトやカボチャも同様の手法で植え付けを行いました。数をこなす事によって、鍬の扱いにも随分慣れてきた気がします。今シーズンの果菜類の出来にご期待下さい。

構造の持った鞍築

「場を整える研究会」で学んだ構造を持った畝を応用して、構造を持った鞍築(くらつき)を作ってカボチャの定植をしてみました。

出来るだけ土の構造を壊さないように、鍬で土をすくって鞍築を作ります。

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モグラが掘った穴のような畝が出来ました。

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この頂上にカボチャを定植して、刈草でマルチングしておきます。

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最終形はこのようになります。カボチャは70株強を定植しました。

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水はけが良く、空気の通りが良いこの畝の上で、カボチャはしっかりと根を伸ばして元気に育ってくれることを期待しています。

ジャガイモの播種

今日から5月、GW真っ只中で八ヶ岳南麓も観光客が沢山です。

そんな時期ですが、農家は夏野菜の畑の準備や、作付けで一年のうちで最も忙しい時を迎えています。

今日はジャガイモの種芋を畑に蒔きました。

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作業中の写真を撮り忘れてしまったため、よく分からない画像ですが、25m弱の畝10本に、30cm間隔で3種のジャガイモ約800個を蒔きました。芽が出てくるまではとてもヤキモキするのですが、初夏に採れる新じゃがが今から楽しみです。

田圃の改善

これまで「場を整える研究会」でレクチャを受けてきた田圃の改善に着手しました。

田は水を張るため、水の溜まりがいい田が良い田というイメージがありますが、畦などが詰まっていて水の流れが遮断されると、それに伴って空気の流れも滞るため、水中が酸欠状態になり、好気性菌の活性が低下したり、お米そのものの成育にも影響が出てしまいます。

そこで、詰まりの原因となっていたコンクリート板を取り払い、そこに溝を切って、砂利と竹炭を入れて、有機的な土手を作ります。

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竹や木の枝など、その場で手に入る有機物を使って土手を形成していきます。この有機物が朽ちる頃には、草が根を張って構造を持った通気性の良い土手が出来上がっていることでしょう。

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こちらは水の取り組み口の様子です。塩ビパイプの周りは土で水を止めてありますが、地下水は速やかに排水されるよう深部には砂利や竹炭を入れて通気性をよくする処理が施されています。

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更に、排水箇所には、詰まりの原因となる泥水を水路へ流さないよう、砂利、竹炭、木の枝などで水を浄化して排出する処理も施します。

こちらが今日の成果です。最も湿り気が強かった場所の土手周辺を改善しました。

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田圃も畑も通気が改善されると、周辺の草花の生え方も変わり、その場の空気感が変わってきて、気持ちの良い「場」へと変わってきます。自然栽培はそんな圃場で行いたいものです。

4月「場を整える研究会」(高根編)

4月26日(火)に私達の圃場で「場を整える研究会」が行われました。

天気もよく、風も無風に近い炭焼き日和。ということで、まずは簡易な竹炭焼きを講師の熊田さんからレクチャを受けて体験しました。色々な手段がありますが、今回は予め掘っておいたドラム缶2個分程度の穴に竹を入れて燃やしました。コツは焼けた竹が弾けないように、節をハンマーなどで叩いて潰しておくと安心です。

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湿り気が多い青竹だと燃えが良くないので、先に燃えた竹が灰になる可能性もあるので、できるだけよく乾燥させた竹を一気に燃やすのもコツですね。

必要量の竹を燃やしたら、水をかけて消化すればOKです。これだけですが、立派な炭になりました。

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この炭は燃料として使うのではなく、水の出入り口や溝の底に敷いて、土壌の改良や水のろ過のために使うため、少々生焼けのものでも気にせず使うことができます。

続いて、昨年から「場の改善」を手がけていた麦畑に移動して、麦の生長具合から圃場の状態を考察します。

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秋の段階で最も湿気が多く、沢山の点孔を掘っておいた部分の麦の生長が最も良いのが一見して判ります。このことからも、植物にとって大切なことは、畑の乾燥具合よりも、水と空気の流れであることが推察されます。

下の写真をよく観察すると、点孔や通路、横溝付近の麦の生長が際立っているのが分かります。

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また、元気に育っている麦は、株の分穴数や色の濃さが違っています。

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この観察で、点孔や横溝の影響(効果)が及ぶ範囲もよく分かるので、その点を対策することによって、次回は全ての麦をこの写真のように育てられれば素晴らしいと思います。

この後は、これも昨年の秋の研究会で皆で立てた「構造を持った畝」の状態を観察し、風化によって崩れかけた畝の際部分のメンテナンス方法のレクチャを受けました。また、この構造を持った畝をモデルとして、これを如何にして畑に応用し生産に結びつけるかなどを参加者の皆さんで議論することが出来、とても有意義な一日となりました。

また、終了後も熊田さんの時間が空いている時は、お茶や食事をしつつ、活発な議論の延長戦なども行われます。ご自身の圃場を改善し、作物を上の写真の麦のように元気に育てたいと思う方は、是非ご参加ください。この研究会は高根編、牧丘編ともの毎月一回実施される予定です。詳しいお知らせはメーリングリストにお送りします!

 

 

 

お米の種蒔き

今日はいよいよお米の種を蒔きました。また米作りが始まります^^

こちらは約3週間水に浸して、昨晩は40度程のお湯に浸けて発芽させておいたお米の種籾です。籾の先端に白く尖って見えるのがお米の芽です。

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この種籾を1トレイに120gずつ手で蒔きます。今年は種籾の状態を考慮して、例年よりちょっとだけ多めに蒔いています。蒔きムラは気にしません^^

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蒔いたら土を被せて、表面を綺麗に均します。

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これを必要数作って、苗床に並べて水をあげて完成です。

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今年は、
・うるち米(農林22号)を26トレイ
・もち米(黄金餅)を8トレイ
蒔いてみました。

これに保温マットを被せて、時々水をやりながら発芽を待ちます。

米作りも今年で4年目になり、要領も随分良くなってきました。それでも発芽が揃うまでは毎日気になって仕方ありませんね。

刈草敷き

春の葉物野菜を作付けしていた畑の通路(畝と畝の間)に、刈草を敷詰めました。これは、通路を人が歩く時に地面を踏み固めないため、雨が降ったときに雨水が地面を直接叩くことによる地面の硬化を防ぐため、土中微生物の増加等々、色々な効果が期待されます。

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特に人の足や雨で地面が固まると、土中が酸欠状態になり、あらゆる弊害が想定されます。手間暇がかかるため、ついつい後回しになってしまいがちな作業ですが、自然栽培ではかなり重要な作業なのではと最近考えるようになってきました。